東芝洗濯機が脱水できないときは、故障を疑う前に衣類の片寄り、排水の流れ、本体のガタつき・水平設置を順番に確認します。 衣類が片寄ると、安全のため高速回転へ移行せず、給水して片寄りを直す補正運転を行う機種があります。 そのため、脱水からすすぎへ戻る、残り時間が増える、脱水を何度も繰り返す状態は、直ちに故障とは限りません。
脱水できないときに最初に確認する4項目
脱水できないときの確認手順
- 一時停止し、槽・ドラムが完全に停止するまで待つ ふた・ドアのロックが解除されるまで待ちます。ゆっくり回っている場合でも、完全に止まる前に衣類へ触れないでください。
- 衣類の絡まりと片寄りを直す 重い衣類が一か所へ集まらないよう、絡まりをほどいて均等に入れ直します。 タテ型では槽内で平らにならし、ドラム式では大きな塊をほぐして分散させます。
- 衣類量と組み合わせを見直す 入れすぎなら分け洗いにします。少量の衣類、重い衣類、大物1枚だけで片寄る場合は、対象形名の公式案内に従い、バスタオルを1~2枚追加するなど、ほかの衣類と一緒に洗います。
- 洗濯ネットを小分けにする 1つのネットへ衣類を詰め込みすぎず、複数のネットへ分けます。 ネットに入れた衣類だけを洗うと片寄りやすいため、形名別取扱説明書の容量と使い方を確認します。
- 洗剤の量・泡立ちを確認する 洗剤が多すぎると泡が増え、排水や回転の判定に影響する場合があります。 自動投入機種では、使用する洗剤の基準量と投入設定が一致しているかを確認してください。
- 排水ホース・排水口を確認する 排水ホースのねじれ・つぶれ、15cmを超える持ち上がり、排水口の砂・泥・糸くずなどを確認します。 ホースへ工具を入れたり、本体を持ち上げたりしません。
- ドラム式は排水フィルターを品番別手順で確認する 排水フィルターへ糸くずが詰まると、排水できず脱水へ進めない場合があります。 ドラム内に水やお湯が残っている可能性があるため、容器を用意し、説明書どおり少しずつ残水を抜きます。
- 本体のガタつき・水平を確認する 本体の対角線上の角を軽く押し、ガタつきがないか確認します。 キャスター付き台、ブロック、角材、レンガなど不安定な場所、防水パンへの乗り上げ、調整脚ナットの緩みがある場合は、販売店・設置業者へ調整を依頼します。
- 形名別取扱説明書の操作で運転を再開する タテ型では、衣類を直した後にふたを開閉し、スタート/一時停止を押す機種があります。 ドラム式では「運転再開」やスタート/一時停止など操作が異なるため、表示と形名に合う手順を優先してください。
原因別の確認ポイント
| 考えられる原因 | 確認すること | してはいけないこと | 判断 |
|---|---|---|---|
| 衣類の片寄り・絡まり | 重い衣類、大物1枚、少量の衣類、洗濯ネットの詰め込みを確認し、ほぐして均等に入れ直します。 | 衣類を押し込んで容量を超える、回転中に手を入れる | 利用者確認 |
| 洗剤・泡が多い | 洗剤の種類・使用量、自動投入の基準量を確認し、次回から適量へ直します。 | 泡を消すために薬剤を追加する | 説明書確認 |
| 排水ホースの異常 | ねじれ・つぶれ・持ち上がり・先端の状態を確認します。東芝公式は、タテ型の段差を15cm以下にするよう案内しています。 | ホースへ工具を入れる、本体を傾けて排水する | 利用者確認 |
| 排水口・排水フィルターの詰まり | 排水口の糸くず・砂・泥、ドラム式の排水フィルターを、形名別手順で確認します。 | 残水がある状態でフィルターを急に外す | 残水に注意 |
| 本体のガタつき・傾き | 対角線上の角を押し、脚の浮き、防水パンへの乗り上げ、不安定な設置台を確認します。 | 重量のある本体を一人で持ち上げる | 設置業者の場合あり |
| 防水性・水を通しにくい物 | 雨具、防水カバー、寝袋、マットなどが入っていないか確認します。 | 衣類の位置だけ直して再脱水する | 再脱水しない |
| 本体部品の不具合 | 普通の衣類でも毎回止まる、槽が回らない、別のE表示、異常音・水漏れがあるかを記録します。 | 基板、モーター、排水弁、センサー、ロックを分解する | 修理相談 |
脱水からすすぎへ戻る・時間が増えるのはなぜか
脱水時に衣類の片寄りを検知すると、高速回転へ安全に移行できません。 洗濯機は給水して衣類の位置を修正するため、脱水からすすぎへ戻ったように見えることがあります。 この補正運転により、残り時間表示が増えたり、所要時間が長くなったりします。
タテ型とドラム式で確認場所が異なる
タテ型・全自動洗濯機
「衣類片寄り」表示、排水点検・C1、衣類量、洗濯ネット、排水ホース、排水口、本体のガタつきを確認します。 タテ型の排水ホースは、ねじれ・つぶれに加え、途中の段差が15cmを超えていないかが公式の確認項目です。
ドラム式洗濯乾燥機
少量の衣類や大物1枚、洗濯ネットだけの運転に加え、排水フィルター、排水ホース、排水口、泡立ち、本体の設置を確認します。 「衣類片寄り」「C1・排水点検」などの表示がある場合は、形名別FAQ・取扱説明書を優先してください。
エラー表示も確認する
- 衣類片寄り:重い衣類、少量、大物、洗濯ネット、ガタつき、洗剤量、排水口などを確認
- C1・排水点検:排水ホース・排水口、ドラム式は排水フィルターを確認
- C21・C23:タテ型のふた、ドラム式のドアやロック状態を機種別に確認
- Eと数字:対象機種では故障のお知らせとして案内されるため、表示を記録して修理相談
修理を相談する目安
- 衣類をほぐし、量を調整しても毎回脱水できない
- 排水ホース・排水口・排水フィルターを確認しても水が残る
- 一般的な衣類でも衣類片寄りやC1を繰り返す
- 洗濯槽・ドラムが回らない、回転が極端に弱い
- 本体が移動するほど振動する、強い衝撃音・金属音がする
- Eと数字、または故障を示すランプ点滅が出る
- 焦げ臭、煙、火花、異常発熱、感電、水漏れを伴う
東芝公式の出張修理概算料金表では、「脱水しない」の予想交換部品例として、 全自動洗濯機は排水弁モーター、排水弁、水位センサー、機構部、ふたスイッチ・ロック、プログラムタイマー、モーターなどが掲載されています。 ドラム式ではプログラムタイマー、排水弁モーター、水位センサー、泡センサーなどが掲載されています。
現在の公式ページに掲載されている税込目安は、全自動洗濯機が部品により15,000~34,000円、ドラム式が16,000~44,000円です。 ただし、コードや症状だけで故障部品・料金は確定せず、複数箇所の故障や設置状況によって目安を超える場合があります。
取扱説明書と公式サポートの確認先
衣類の入れ直し方、運転再開ボタン、排水フィルター、排水ホースの設置条件、水平調整は形名によって異なります。 本体ラベルの形名を確認し、東芝公式の取扱説明書検索で「脱水できない」「衣類片寄り」「排水点検」「安全上のご注意」を確認してください。
関連情報
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よくある質問
脱水からすすぎへ戻るのは故障ですか?
衣類の片寄りを直すための補正運転である可能性があります。 給水して衣類を動かすため、残り時間が増える場合があります。繰り返すときは衣類量・ネット・排水・設置を確認してください。
少量の衣類なのに脱水できないのはなぜですか?
少量の衣類、重い衣類、大物1枚、洗濯ネットだけの運転は、一か所へ集まりやすくなります。 対象形名の公式案内に従い、バスタオルを1~2枚加えるなど、ほかの衣類と一緒に洗濯します。
排水口の詰まりでも脱水できなくなりますか?
はい。水が十分に抜けないと、高速回転へ進めない場合があります。 排水ホースのねじれ・つぶれ、排水口、ドラム式の排水フィルターを取扱説明書どおりに確認してください。
洗剤の入れすぎは脱水に関係しますか?
泡立ちが多いと、衣類片寄り表示や運転停止につながる場合があります。 洗剤の表示量と洗濯機の基準量を確認し、自動投入機種は使用する洗剤に合わせて設定してください。
防水マットを入れ直せば脱水できますか?
再脱水しないでください。 防水性・水を通しにくい物は、脱水時に急激にバランスを崩し、洗濯機の転倒・破損や周囲への被害につながるおそれがあります。
修理料金はいくらですか?
現在の東芝公式概算表では、「脱水しない」の部品別目安は全自動洗濯機が税込15,000~34,000円、ドラム式が16,000~44,000円です。 正式な金額は、形名・故障部品・設置状況を確認した訪問診断後の見積もりで決まります。
情報方針
当サイトは東芝ライフスタイル株式会社の公式サイトではありません。 本記事は、東芝公式FAQ、よくあるご質問動画集、形名別取扱説明書、洗濯機サポート、出張修理概算料金表、WEB修理受付とNITEの安全情報を確認し、 「使用中止→衣類→洗剤→排水→設置→形名別操作→修理判断」の順に整理しています。
表示、衣類の直し方、排水フィルター、再開操作、修理料金は形名・製造時期によって異なります。 最終的には、対象形名の取扱説明書と東芝公式サポートの最新案内を優先してください。
本記事は一般的な情報整理を目的としており、故障箇所、修理可否、安全性、料金を保証するものではありません。 自己分解、本体の傾斜、基板・配線・モーター・排水弁・水位センサー・泡センサー・ロック機構・支持部品の点検や交換は行わないでください。 異常振動、煙、焦げ臭、火花、異常発熱、感電、水漏れがある場合は、確認作業より安全を優先して使用を中止し、公式窓口へ相談してください。
更新日:2026年8月6日 / 公式情報参照日:2026年8月6日
